高校では補習常連組で、埼玉大学・明治大学・東洋大学を受験したが全落ち。その後、宅浪生として一年間過ごすもまたしても受験に失敗。二浪目から通い始めた武田塾で覚醒し、自分なりの勉強法を見つけて早稲田大学に見事合格!
早稲田大学
早稲田大学は、慶應義塾大学と共に日本国内で初めて私立大学として成立した大学です。長い歴史と伝統を誇り、偏差値は60.0~70.0で最難関の私立大学として広く知られています。今回進学を決めた商学部は偏差値67.5~70.0なので、早稲田大学の中でも難易度はかなり高いです。
例年、受験志願者数が10万人を上回り、全国の志願者数ランキングでも上位に位置する早稲田大学ですが、2021年に初めて10万人を下回りました。ただこれは早稲田大学に限った話ではなく、コロナ禍による受験校数の減少などにより私立大学全体が受験志願者数を減らしています。それでも毎年9万人以上が志願する早稲田大学。倍率が非常に高いことが分かります。
今回は、そんな高偏差値・高倍率を誇る早稲田大学商学部に、学年最下位レベルから二浪して見事合格を果たした大里さんの合格者カレンダーです!
現役と一浪目で受験に失敗。二浪目から武田塾に
高校では補習常連組で、学年順位は最下位付近をさまよっていました。その結果、現役で受験した埼玉大学・明治大学・東洋大学は全落ちしてしまいます。そして浪人生としての一年が始まりますが、塾に行くのが嫌だったため宅浪を選択。ですが、全く勉強しない勉強時間ゼロの日があることもしばしば。この時点での模試の偏差値は、英語45、日本史55、国語50で、到底早稲田レベルではありません。宅浪を選択した時点では、「独学の勉強で頑張るぞ!」と意気込んでいましたが、結局は自己管理ができずに受験に失敗してしまいます。
宅浪での失敗を経験したこともあり、二浪目からは武田塾に通い始めます。徹底的な基礎固め、そして自分の甘さの克服が大きな課題でした。自己管理の方法を相談しやすい場所、自らの課題克服に最適な場所が武田塾でした。
最初に受けた無料の受験相談では、「武田塾の参考書の使い方を真似て、そこからいろんな勉強法を講師の先生に教えてもらうことで、自分だけの勉強法を作り上げてほしい。そうすれば大学受験に成功できる」と言われたことが印象的で、入塾してからその言葉を実践するように心がけました。
入塾してすぐに勉強習慣が身に付いた
武田塾に入る前は勉強時間ゼロの日すらありましたが、入塾後には1日10時間以上勉強するようになりました。武田塾では1週間ごとに宿題が出され、毎回行われる確認テストにクリアしなければ次の段階に進めません。大学受験成功に向けて宿題の量もそれなりにあるため、宿題をこなして確認テストをクリアするためには1日10時間以上の勉強がどうしても必要でした。
勉強習慣が身に付いたことで成績はすぐに伸びていきます。
【武田塾6月模試】 | |||
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科目名 | 得点 | 偏差値 | 全国順位 |
英語(リーディング) | 87/100 | 64.8 | 1377/20926 |
英語(リスニング) | 54/100 | 53.2 | 6519/19574 |
数学Ⅰ・A | 60/100 | 58.2 | 2230/11508 |
国語 | 160/200 | 71.6 | 116/17383 |
日本史B(第1) | 96/100 | 80.4 | 2/6298 |
武田塾に入ったのは3月。つまりたったの3か月で、偏差値 英語45、日本史55、国語50から一気にここまで伸びました。
ここまで伸びた理由。それは徹底的な基礎固めでした。
偏差値をアップさせた参考書は?
入塾してまず始めに取り組んだ英語の参考書は、『システム英単語』、『速読英熟語』、『Vintage』で、これらを3~4月にやりました。その後、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』完璧にし、『基礎 英文解釈の技術100』をやっている途中に6月の武田塾模試を受けました。ここまでやってきたのは徹底的な基礎固め。逆に言うと、基礎を固めただけで大幅に偏差値がアップしたのです。
国語は、『現代文読解力の開発講座』をやったことでかなり伸びました。文章読解で注目すべき点を教えてくれる参考書は多いですが、そこに至る道筋まで丁寧にすべて教えてくれるので、この一冊を身に付ければどんな文章でも読めるようになります。
日本史では、『実況中継シリーズ』がおすすめです。付録の講義ノートを使えば流れを整理しやすく、しっかり書き込みながら繰り返しやることでどんどん伸びていきました。
8月には日大レベルをクリア!でも早稲田は苦戦
入塾した3月から8月まではじっくりと基礎を固めていきました。基礎を固めることで、日大レベルの段階テストは無事クリアし、過去問もすんなり解けていました。その後も順調に勉強を進めていき、10月中旬くらいには現役・一浪の時に落ちてしまったMARCHの過去問で合格点を取れていました。そして次に早稲田対策に入っていきますが、私立最難関である早稲田はそう簡単にはいきません。
最初に早稲田の過去問を解いた時には正答率50%程度。特に早稲田の英語は解釈が難しかったため、新たに解釈の参考書を増やします。早稲田レベルの参考書『ポレポレ英文読解プロセス50』を追加して英文解釈の力をつけていきます。過去問を解いた後も英文の全文解釈をして解釈力を高めていきました。それまであまり解釈を気にしていませんでしたが、解釈の重要性を知り解釈力を高めていくことで、早稲田の英文も読めるようになりました。
二浪目で見事合格!おすすめの勉強法は「苦手ノート」
武田塾に入り1日10時間以上勉強し、順調に力をつけて迎えた早稲田入試本番。「落ちたらおしまい!絶対受かる!!!」というように気負いすぎず、「落ちてもいいや」くらいの気持ちで臨みました。問題を解いた感覚や結果に一喜一憂せず、その日の復習や最後の詰めをいつも通り行います。その結果…早稲田大学 商学部に見事合格!家族とグータッチで喜びを分かち合いました。
二浪目から入塾した武田塾で覚醒し、見事に掴み取った合格切符。武田塾には勉強法をたくさん知っている先生が多く、先生からさまざまな勉強法を吸収して1つ1つ実践し、その過程で自分に合う勉強法を作り上げていくことが重要です。
特によかった勉強法は「苦手ノート」を作る方法。問題集などで間違えた問題をノートに書いておいて、常に手元に置きこまめに見直しをします。いわば自分の弱点が詰まったこのノートを復習すれば、弱点克服に役立ちます。他にも、暗記ものの勉強は夜にやって朝復習するのがおすすめ。人間の脳は夜寝ている間に記憶を整理するため、この方法が知識の定着に繋がりやすいです。
武田塾で覚醒し浪人生活に終止符を打った|まとめ
現役・一浪目での受験失敗を教訓に、武田塾で勉強法を学んで一気に偏差値がアップ。明確な目標をもち、目標達成のために自分が今何をするべきなのか1つ1つ自分の頭で考えることが、何よりも大事だと感じました。
教わった勉強法をそのまま実践するだけでなく、自分に合わないと感じるのであればいくつかの勉強法をミックスして実践し、自分オリジナルのベストな勉強法を見つけていきましょう。今、頑張れば過去の失敗は必ず塗り替えられます。頑張ろうと思った今こそが、頑張り始めのベストタイミングです。